PS3「DARK SOULS ダークソウル」の魅力

ゲーム

スパ4に引き続き、このゲームにハマっております。

PS3ゲームレビュー「DARK SOULS」(オフラインプレイ編) – GAME Watch

非常に濃いレビュー記事なので、これだけ読んでもらえればいい気もしますが、個人的なハマりポイントを挙げていきたいと思います。

※前作の「デモンズソウル」は未プレイです。
評判を見るに、デモンズはダークソウルよりも神バランスの完成度、一方でダークはデモンズ以上の難易度が楽しめるようです。

極限の難易度の中、死んだら取り返しがつかない緊張感

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とにかくマゾい難易度が魅力のゲームですが、緊張感を高めるシステムがあります。

まず敵を倒すとソウルという経験値兼お金のようなものを得ます。これを貯めて身体の強化(レベルアップ)や武器防具、魔法の購入をしてパワーアップしていきます。

しかし、このソウル。プレイヤーが死ぬとその場に落としてしまいます。 落としてしまったソウルは再度拾いに行くことができますが、その道すがら再び死んでしまうと前回落としたソウルは消えてしまいます。 本作はオートセーブのため、セーブしたところからやり直しができません。 なので死んでしまうと取り返しがつきません。トルネコやシレンをやったことある方ならその緊張感が分かるかと思います。

また道中には「篝火」という拠点があります。 ここで溜まったソウルをレベルアップに使用することができます。

またエスト瓶という回復アイテムの補充ができます。エスト瓶には上限が決まっているので使い切ってしまうと、次の篝火まで補充ができません。 また、篝火がリスポーン(死んだ時の復活)地点になるため、探検は基本的に篝火から次の篝火へ渡り歩くことになります。

初めて進む地で、篝火が見つからないまま彷徨い歩き、回復アイテムは底をつき、貯まったソウルを失いたくない、でも目の前には強そうな敵が・・・という極限の緊張感を味わうことができます。

陰鬱でグロ美しい正統派ファンタジーの世界観

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見ての通り、暗いです。
ホラーではないですが、骸骨、亡霊、亡者(ゾンビ的なもの)等のおどろおどろしい連中が出てきて怖いです。

しかし系統としては剣と魔法のファンタジーの正統派の部類に入ると思います。 怖いばかりではなく、激闘をくぐり抜けた先、不意に夕日に照らされたゴシックな街なみが現れたり、神秘的な森があったり、溶岩地帯、絵画の中の銀世界など美しい世界がたくさん出てきます。

またこれらの世界は境目のないオープンワールドになっていて、ある目的地に行くのにいくつものルートが存在します。どれを選ぶのかもプレイヤーの判断次第。その代わり、序盤から行くにはとんでもない地獄ルートが平気で口を開けていたりしますが・・・。 まだ見ぬ恐ろしい世界を進んでいく冒険の厳しさとワクワク感を味わえます。

「本当は怖い指輪物語」って感じです。

自由度が高くリアリティのあるキャラクター育成

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本作はNPCやオンラインで他のプレイヤーとの共闘もありますが、基本的に一人で何とかして進めていくゲームです。孤独です。故にパーティの回復役に徹するようなタイプはいません。

分身となる自キャラは様々なタイプに育成をすることができます。 まず装備ですが、武器は剣だけでも短剣、大剣、刀など様々な種類があり、槍、斧、鞭、弓などに加えて、杖を触媒とした魔法攻撃などがあります。

防具も正統派RPGに出てくる雰囲気のもので、騎士の鎧、身軽な盗賊の服、魔法使いのローブなど様々なタイプがあり、それを集めて見につけていく楽しみがあります。

レベルアップはソウルを筋力、持久力などのステータスに自由に割り振っていくタイプの育成方法です。育て方次第で”脳筋”や”純魔”など様々なタイプのキャラクターに育てていくことができます。

またポイントになってくるのが装備品の重量。 強力な武器、防具は非常に重たかったりします。 あまり重たいものを身につけると防御力が上がる代わりに俊敏性を損なってしまいます。

そこで、どんな攻撃もガードして重い一撃を叩きこむのか、「当たらなければどうということはない」の精神で攻撃をかわしてテクニカルな連携攻撃をきめるのかという選択が生まれます。 重たい大剣を両手持ちでぶん回すのか、短剣と盾で蝶のように舞い蜂のように刺すのか、はたまた弓矢、魔法で遠距離から攻めるのか、どのタイプでも攻略ができるようになっています。

剣術をメインにしながら、魔力もつけて武器に魔法の力を付与する「魔法剣士」タイプなどもあります。(自分は今このタイプ)

狡猾な敵キャラの配置と罠の数々

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なにがそんなに難しいのかという話ですが、まずザコ敵一人一人がずる賢い。主人公を見つけた敵はどこまでも追いかけてきます。

また1人が囮となって主人公を引きつけ、進んだ先に隠れていた仲間が一気に飛び出して袋叩きにしてきたり、曲がり角の見えないところに隠れて背後から襲ってきたりと、行く先々で手を変え品を変え殺しにかかってきます。

フィールドには罠もあります。さながらSASUKEや風雲たけし城のような場所も・・・ 初めての場所では相当な判断力がないと避けられないものが多いですが、何度も死んでプレイヤーは学習し、対処法を見出していき、いつか突破をすることが出来るようになっています。

どでかいボス

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最近のゲームではハードのスペックアップによってお伽話のような巨大なボスと戦うゲームが少なくありませんが、本作も例外ではなく、ドラゴン、ゴーレム、ヒドラ、巨大蜘蛛等々のボスキャラが登場します。

毎回、不可能に思える強さですが必ず弱点はあり、時には地形を活用して高いところからの落下攻撃を当てたり、安全な場所を見つけて弓で攻撃したりといった機転が必要になります。 ボス戦ではNPCやオンラインで他のプレイヤーとの共闘が楽しめたりもします。

充実したオンラインのユルめの繋がり

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もう一つ重要な要素がオンラインです。
道のそこかしこにはオレンジに光るサインのようなものがあります。これはオンラインの他のプレイヤーがその場に残してくれたメッセージです。 同じ苦労をする仲間たちに有益な情報を残してくれて、罠や待ち伏せの存在や、隠し道や宝の在処を教えてくれたりします。

が、時には嘘のメッセージもあります。 ウェブに例えると、Skypeやメールのようながっつりした繋がりではなく、ツイッターやニコニコ動画のような非相互のユルめのコミュニケーションが味わえます。

ここまでがほぼオフラインでの魅力となります。 これだけで十分に楽しめる内容となっていますが、さらにオンライン要素もがっつり楽しめます。

オンラインプレイ編レビュー

前述の共闘は勿論ですが、敵対しての対人戦や、誓約という一定のグループに属しての対抗要素などオンラインでの楽しみもたくさんあります。   が、今日現在(2011/11/6)、不具合が報告されていてなかなかマッチングがうまくいかない現象が起きているようです。この辺りはアップデートでの改善を期待したいところです。

と一通り紹介しましたが、現在終盤に差し掛かったところ。 たくさんの絶望を味わいました。それでもなぜ続けているのかというと絶望を乗り越えた時のとてつもない達成感が病みつきになるからです。この調子でクリアを目指したい。

あぁ、でもやっぱり心が折れそうだ・・・。

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