Amazonでポイント還元セールなるものがやっていて買った分殆どポイントで返ってくる感じになっていたので、前から気になっていたこちらの伊藤潤二の猫日記 よん&むーをKindleで購入しました。

とても面白かったです。

伊藤潤二さんは精密なタッチと常人ならざる発想のホラー作品で有名な漫画家さんです。私は最近好きで読んでいたのですが、こちらはそんな中でも異色の猫エッセイ漫画です。

新築戸建ての実家に猫が来た顛末を描いているのですが、絵のタッチは完全なるホラー。なぜか奥様は白目だし、主人公の先生本人も目玉をひんむいたり、舌を蛇のように突き出したりと発狂寸前の形相です。そして描かれる猫もどこか不気味。「化け猫」というくらい古来からホラーとの親和性の高い猫が一層恐ろしく描かれるのですが、おかしいのは特別怖いことがあるわけではない猫の日常を描いているということです。

が、人を引きつける魔性の猫の恐ろしさが垣間見えます。そしてその猫達を溺愛し翻弄され、堕ちていく夫婦がホラータッチで滑稽に描かれます。ふつーの猫と夫婦の生活の日常なのですが、過剰にホラーな絵とのギャップが面白いです。サクッと読めるボリュームです。

そして、本業のホラー漫画の方は・・・本当に恐ろしいです。興味がありましたらぜひ御覧ください。

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