大人の知らないベイブレードの世界

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私は世代的にベイブレードには直撃しなかったため、今日までその実態をよく知りませんでした。が、子供がベイブレードがほしいと言うのでサンタさんに頼んで一式ゲットして遊んでみると・・・なるほどこれは・・・思ったよりも面白いぞ・・・!

ということで今までよく知らなかったベイブレードの世界を紹介したいと思います。

ベーゴマが派手になったやつ?

そのように思っている方私以外にも多いと思います。ベイブレードのベイはベーゴマのベイ、それが派手になってアニメになって派手にバトルするミニ四駆的なノリのやつ、そう思って頂いて間違いはありません。しかし、ベーゴマのそれよりも明らかに進化している要素があるのです。

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これがベイブレードを遊ぶのに必要な「スタジアム」。すり鉢状になっており、端の空いたところから外に出てしまうと「オーバーフィニッシュ」となります。透明のカバーは子供の顔面にコマが飛んでこないようにするための配慮と思われます。

バーストという要素が加わってより派手に

詳細は割愛しますが現在のベイブレードは3世代目のシリーズであり、新たに「バースト」という要素が加わっているのがポイントです。バーストとはつまり「破壊」。相手のコマ(以降ベイと呼びます)を破壊して勝利するという要素があるのです。破壊といっても本当に壊すわけではなく、3つに別れたパーツがバラバラになるだけなのですが、これがなかなか良くできています。

ベイを構成する3つのパーツ

ベイブレードは3つのパーツで構成されています。

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一番上の顔となる部分で形により攻撃、防御性能に影響する「レイヤー」

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その下に装着するベーゴマ的な金属でできていて重心が決まる「ディスク」

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コマの軸の部分となり、設置面で回転性能が変わったりする「ドライバー」

以上の3パーツで構成されています。3つのパーツをねじ止める感じに固定してから回すのですが、ぶつかり合うごとに少しずつ緩んできて外れると仕込まれたバネの作用ではじけ飛びます。その際、ディスクの重みもあるのでバリーンと派手に破裂する感じになるので相手を倒すと爽快感があります。「破壊」は男の子の夢です。

ベイに様々な特徴がある3すくみのタイプが

ベイには様々なデザインがあるのですがこれには様々なタイプがあります。
相手にダメージを与えてバーストフィニッシュ、オーバーフィニッシュ(場外に出すこと)を狙うが、回転を維持することは苦手なアタックタイプ、相手よりも長く周りスピンフィニッシュ(回り続けて勝つ)を狙うスタミナタイプ、攻撃をいなすことが得意だが、スタミナタイプほどの持久力は無いディフェンスタイプ、それらの中間性能であるバランスタイプがあります。つまりこれは3すくみの関係になっています。ジャンケンが組み込まれたゲームは面白いですよね。

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これはアタックタイプ。尖ったレイヤー、ディスクも偏重心の形になっていることで1打の重みに特化。その分回転保持力は弱い。

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こいつはディフェンスタイプ。赤い部分はローラーになっていて相手の攻撃を受け流す。全体的に重たい作りなのでスタミナタイプよりは回転保持できないかも。

カスタマイズする楽しさ

そして3つのパーツは組み換えが可能なので3タイプの組み合わせを変えて最強のベイを考えるという楽しさがあります。「改造」は男の子の夢です。

シュートの力が結果に反映される

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で、子供に付き合ってしばらく遊んでみました。
そのうち持っているベイではこれが方が強そうだな?っていうのが分かってくると、それを必然的に子供が使うことになるわけなのですが、「ちょっと本気出してみるか」と強く回してみたら、攻撃力と持続力が一気に上がって弱い方でも勝てるようになったんです。自分の力が戦績に反映されるとなるとこれは熱くなってしまうわけで、それ以来ついつい大人も力が入ってワインダーをブンブン引くようになりました。

なるほどカスタマイズ、戦略、テクニック、そしてコレクションという男の子が熱くなれる要素が詰め込まれた世界がベイブレードだとわかりました。デジタルなゲーム全盛の中、アナログなゲームでここまで熱くなれるとは、よい娯楽でないかということでハマり始めた親子なのでした。

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